セットリストテンプレートの作り方!曲順と時間配分を迷わず決めるコツ

ライブや発表会の曲順を決めるとき、曲名を並べるだけでは本番で困ることがあります。出演時間、MC、チューニング、転換、音源の有無まで整理しておかないと、リハーサルでは問題なくても本番で流れが止まりやすくなります。

セットリストは、演奏者だけでなくPA、照明、スタッフ、共演者にも関わる大事な進行表です。この記事では、使いやすいテンプレートに入れる項目、目的別の作り方、曲順の決め方、失敗しやすい注意点まで整理します。

目次

セットリストテンプレートは進行表として作る

セットリストテンプレートは、曲名を一覧にするためだけのものではなく、本番を止めずに進めるための進行表として作るのが使いやすいです。曲順、曲の長さ、MC、転換、使用楽器、同期音源、カポ、チューニング、担当者への共有事項まで入れておくと、バンド内でもスタッフ側でも確認しやすくなります。特にライブハウス、文化祭、発表会、配信ライブでは、演奏時間だけでなく前後の準備時間も含めて考える必要があります。

シンプルなライブなら「曲順、曲名、時間、メモ」だけでも足りますが、曲ごとにギターを持ち替える、同期音源を流す、照明のきっかけがある、MCを挟む場合は項目を増やしたほうが安全です。逆に、項目を増やしすぎると本番中に見づらくなるため、目的に合わせて使う欄を絞ることも大切です。最初から完璧な表を作るより、出演内容に合わせて必要な項目だけを残す考え方が向いています。

まずは、次のような基本形を作ると使いやすくなります。

項目入れる内容確認する理由
順番1曲目、2曲目、MC、アンコールなど本番の流れを全員でそろえるため
曲名正式な曲名、略称、カバー曲名メンバーやスタッフの認識違いを防ぐため
予定時間曲の長さ、MC時間、転換時間持ち時間を超えないようにするため
キー・チューニング原曲キー、半音下げ、カポ位置など演奏前の準備ミスを防ぐため
メモ入り方、終わり方、音源、照明、MC内容本番中に迷いやすい点を共有するため

この基本形があれば、バンド練習、弾き語り、ダンスイベント、配信ライブなどにも応用できます。テンプレートは見た目のきれいさより、誰が見ても次に何をするか分かることを優先しましょう。曲名だけのリストで済む場面もありますが、本番の段取りまで考えるなら、進行表として使える形にしておくほうが安心です。

作る前に決めること

セットリストテンプレートを作る前に、まず「誰が何のために見るのか」を決める必要があります。自分だけが練習で使うものなのか、メンバー全員で共有するものなのか、ライブハウスのPAや照明スタッフにも渡すものなのかで、必要な項目が変わるからです。自分用なら略称や簡単なメモで十分なこともありますが、外部スタッフに渡す場合は、誰が見ても意味が分かる表記にする必要があります。

また、持ち時間の考え方も先に確認しておきたいポイントです。30分ステージと聞いていても、曲だけで30分使えるとは限りません。登場、挨拶、チューニング、MC、曲間の無音、退場まで含めて30分という場合が多いため、曲の合計時間だけで組むと本番で押しやすくなります。特に初ライブや文化祭では、曲間の準備時間を見落としやすいので注意が必要です。

誰に見せるかを分ける

セットリストは、見る相手によって書き方を変えると使いやすくなります。メンバー用には、曲の入り方、止める場所、カポ位置、ソロ順、同期音源のスタートなど、演奏に関わる細かい情報が役立ちます。一方で、スタッフ用には、音源の有無、照明の雰囲気、MC位置、暗転のタイミング、マイク本数などが重要です。同じテンプレートを全員に渡してもよいですが、情報が多すぎると大事な部分が埋もれてしまいます。

例えば、ギターボーカルには「2曲目はカポ3、MC後に半音下げへ変更」というメモが必要でも、照明スタッフには不要な情報です。逆に照明スタッフには「3曲目サビで明るめ、最後は暗転」という情報が必要ですが、演奏者だけの練習では必須ではありません。共有用と自分用を分けると、確認ミスを減らしやすくなります。

最初は1つの表に全部入れておき、提出用に不要な欄を削る方法が簡単です。スプレッドシートや表計算アプリで作る場合は、列を非表示にすれば目的別に見せ方を変えられます。紙で配る場合は、演奏者用とスタッフ用を別に印刷しておくと、本番直前の確認が楽になります。

持ち時間を現実的に見る

セットリストを組むときは、曲の合計時間に余裕を持たせることが大切です。5分の曲を6曲入れれば30分と考えたくなりますが、実際には曲間のチューニング、MC、拍手、ドリンクを飲む時間、楽器の持ち替えなどが入ります。そのため、30分ステージなら曲の合計は24〜26分程度におさめると、落ち着いて進行しやすくなります。

特にバンドでは、1曲ごとにギターのチューニングを確認したり、ベースやドラムがクリックを確認したりする時間が発生します。弾き語りでも、カポを付け替える、譜面を見る、MCに入るといった小さな時間が積み重なります。テンプレートに「曲時間」と「曲間メモ」を分けておくと、どこで時間が増えるのか見えやすくなります。

目安としては、曲間に最低30秒、MCには1〜3分を見込んでおくと安全です。もちろん、ノンストップでつなぐ構成や、DJイベントのように曲間をほぼ作らない構成なら別ですが、通常のライブでは余白を入れたほうが演奏の質も保ちやすくなります。持ち時間いっぱいまで曲を詰め込むより、最後まで落ち着いて終われるセットリストのほうが印象は良くなります。

テンプレートに入れる項目

セットリストテンプレートに入れる項目は、イベントの規模や演奏形態によって変わります。とはいえ、最初から複雑にしすぎる必要はありません。基本は、曲順、曲名、時間、演奏メモ、スタッフ向けメモの5つを中心に考えれば十分です。そこに、必要に応じてキー、BPM、使用楽器、音源、照明、MC内容を足していきます。

大事なのは「本番中に確認したい情報」と「事前に共有しておく情報」を分けることです。本番中に見る表に長い文章が並んでいると、かえって読みづらくなります。反対に、事前共有の資料が簡単すぎると、PAや照明の準備が不足することがあります。テンプレートは1枚で完結させるより、使う場面に合わせて内容を調整すると実用的です。

基本項目は少なく始める

初めてセットリストを作るなら、まずは曲順、曲名、予定時間、MC、メモだけで始めるのがおすすめです。これだけでも、曲を入れ替えたときに全体の長さを確認でき、MCをどこに入れるかも整理できます。バンドの場合は、メモ欄に「ギター持ち替え」「カポ2」「同期あり」「ドラム始まり」などを書いておくと、本番前の確認に役立ちます。

テンプレートを作り込もうとすると、BPM、キー、照明、マイク、衣装、SE、退場方法など、いろいろな項目を入れたくなります。しかし、使わない欄が多い表は見づらくなり、肝心の曲順や時間を確認しにくくなります。特に初心者バンドや発表会では、まず曲順と時間を正確にすることを優先したほうが失敗しにくいです。

慣れてきたら、よく使う項目を固定していくと便利です。毎回カポを使う弾き語りなら「カポ位置」、同期音源を使うバンドなら「音源スタート」、照明演出があるライブなら「照明メモ」を追加します。自分たちの本番で何度も確認する項目こそ、テンプレートに残す価値があります。

共有用にはスタッフ目線を入れる

ライブハウスやイベント運営に提出するセットリストでは、演奏者だけが分かるメモではなく、スタッフが準備できる情報を入れることが大切です。例えば「同期あり」と書くだけでなく、「スマホから再生」「PA卓へミニプラグ接続」「ドラマーがクリックを聞く」など、実際の接続や進行が分かるように書くと親切です。照明についても「かっこよく」だけでは伝わりにくいため、「1曲目は明るめ」「バラードは青系」「最後は客電明るめ」など、具体的に書くと共有しやすくなります。

スタッフ用のテンプレートでは、曲ごとの細かいコード進行や歌詞までは必要ありません。必要なのは、いつ音を出すのか、どこでMCがあるのか、どの曲で雰囲気を変えるのか、どのタイミングで暗転やSEが必要なのかです。特にSEで入場する場合や、1曲目に同期音源を使う場合は、リハーサル前に伝えておかないと本番で慌てやすくなります。

以下の表をもとに、自分のライブに必要な項目を選ぶと整理しやすくなります。

用途入れたい項目省いてよい項目
個人練習用曲順、曲名、キー、カポ、注意する小節照明、PA向け接続情報
バンド共有用曲順、時間、入り方、終わり方、楽器持ち替え細かすぎる照明色の指定
ライブハウス提出用曲名、分数、MC位置、音源、転換、照明希望個人練習用の細かい演奏メモ
配信ライブ用曲順、カメラ切替、音源、MC、無音時間の有無紙の配布前提の長い説明

テンプレートは、全部の欄を埋めるものではなく、必要な情報を落とさないための枠です。空欄が多いなら、その欄は今のライブには不要かもしれません。毎回使わない項目は削り、よく確認する項目だけを残すと、次回以降も使いやすくなります。

曲順は流れで決める

セットリストで迷いやすいのが曲順です。好きな曲を順番に並べるだけでも形にはなりますが、ライブ全体の印象を考えるなら、最初、中盤、最後で役割を分けると組みやすくなります。1曲目は会場の空気を作る曲、序盤は聴き手を引き込む曲、中盤は変化をつける曲、終盤は盛り上げる曲、最後は余韻を残す曲というように考えると、全体に流れが生まれます。

ただし、毎回盛り上がる曲を最初と最後に置けばよいわけではありません。演奏者の体力、ボーカルの声の出やすさ、楽器の持ち替え、チューニング、MCの内容によっても適した順番は変わります。テンプレートに曲の役割を書いておくと、単なる好みではなく、流れを見ながら判断しやすくなります。

1曲目は準備しやすさも見る

1曲目はライブの印象を決める大事な曲ですが、同時に本番で最も緊張しやすい曲でもあります。いきなり難しい曲や、音程が高い曲、同期音源の操作が複雑な曲を置くと、立ち上がりで不安定になりやすくなります。もちろん、勢いのある代表曲を最初に置くのは有効ですが、演奏者が落ち着いて入れるかも考えて選ぶことが大切です。

例えば、バンドならドラムのカウントから自然に入れる曲、弾き語りならコードが安定していて歌い出しに余裕がある曲が向いています。文化祭や初ライブでは、1曲目の前にチューニングや音量確認の時間を十分に取れないこともあります。そのため、音作りが複雑すぎる曲より、最初の一音で入りやすい曲のほうが安心です。

テンプレートには、1曲目のメモ欄に「SE後すぐ開始」「MCなしで入る」「ギター音量確認」「クリック先出し」などを書いておくと、本番直前に確認しやすくなります。1曲目で流れに乗れれば、その後のMCや演奏も落ち着きやすくなります。インパクトだけでなく、準備のしやすさもセットリストの判断材料に入れましょう。

中盤は変化を作る

中盤は、聴き手が少し慣れてくる時間帯です。似たテンポ、似たキー、似た雰囲気の曲が続くと、1曲ずつは良くても全体が単調に感じられることがあります。そこで、バラード、アコースティック寄りの曲、リズムが変わる曲、MCを挟む曲などを入れて、空気を一度変えると流れが作りやすくなります。

例えば、序盤にロック系の速い曲を2曲続けたら、中盤でミドルテンポの曲や歌詞を聴かせる曲を入れると、聴き手が休みながら次の盛り上がりに向かえます。逆に、静かな曲ばかりが続いている場合は、中盤でリズムのはっきりした曲を入れると、会場の集中を戻しやすくなります。テンプレートのメモ欄に「雰囲気を変える」「MC後に静かに入る」「手拍子を促す」などを書いておくと、曲の役割が分かりやすくなります。

中盤は、メンバーの楽器持ち替えやチューニングを入れる場所としても使えます。テンポを落とす曲の前に短いMCを入れれば、ギターの持ち替えやカポの付け替えが自然になります。曲順は音楽的な流れだけでなく、準備の都合も含めて考えると、本番で無理のないセットリストになります。

最後は終わり方を決める

最後の曲は、ライブ全体の印象を持ち帰ってもらう場所です。盛り上げて終えるのか、余韻を残して終えるのか、次につながる雰囲気で終えるのかを決めておくと、曲選びに迷いにくくなります。アンコールがあるイベントなら、通常のラスト曲とアンコール曲の役割も分けて考えましょう。

注意したいのは、最後に難しすぎる曲を置くことです。ステージ後半は、ボーカルの声、ドラマーの体力、ギターやベースの集中力が落ちやすくなります。高音が多い曲やテンポが速い曲を最後に置く場合は、練習時から通しで演奏して確認しておくと安心です。単体で演奏できる曲でも、セットリストの最後に置くと負担が大きくなることがあります。

テンプレートには「最後は伸ばして終わる」「MCなしで曲へ」「全員で一度止める」「退場SEあり」など、終わり方のメモを書いておくと便利です。終わり方が曖昧だと、拍手の後に誰が話すのか、どのタイミングで退場するのかが分からなくなります。ラスト曲は曲そのものだけでなく、終演までの動きも含めて決めると、本番の印象が整います。

使いやすい作り方

セットリストテンプレートは、紙、スプレッドシート、メモアプリ、PDFなど、いろいろな形で作れます。どれが正解というより、誰と共有するか、本番中に見るか、編集を何度もするかによって向き不向きがあります。曲順を何度も入れ替える段階ではスプレッドシートが便利で、当日配るならPDFや紙にしたほうが見やすいです。

作るときは、最初に「編集用」と「本番用」を分けると混乱しにくくなります。編集用は項目が多くても構いませんが、本番用は曲順、曲名、時間、重要メモを中心にして、すぐ読める形にします。テンプレートをそのまま印刷するのではなく、当日見る人が必要な情報だけを残すことが大切です。

スプレッドシートで管理する

スプレッドシートでセットリストを作るメリットは、曲順の入れ替えや時間計算がしやすいことです。曲ごとの分数を入力しておけば、合計時間を確認しながら曲を増やしたり減らしたりできます。メンバーで共有すれば、ボーカルがMC案を書き、ギターがカポ位置を入れ、ドラムがクリックやBPMを確認するなど、役割ごとに更新しやすくなります。

ただし、共有編集には注意もあります。誰かが曲順を変更したことに気づかないまま練習に入ると、認識違いが起こりやすくなります。そのため、変更した日付、最終版の印、更新者のメモを入れておくと安心です。「最新版」「仮」「提出用」などの名前を分けておくと、古いセットリストを見てしまうミスも減らせます。

スプレッドシートで作ったものは、そのまま本番で見るより、必要な列だけを残してPDFにするのがおすすめです。スマホで見る場合も、列が多すぎると横スクロールが必要になり、本番中に確認しづらくなります。編集には便利、本番には見やすく整理する、という使い分けが大切です。

紙で見る前提に整える

本番中に見るセットリストは、紙のほうが安定する場面もあります。スマホやタブレットは便利ですが、画面が暗くなる、通知が出る、電池が減る、ステージ照明で見えにくいといった問題があります。特にライブハウスでは足元が暗いことも多いため、紙に大きめの文字で印刷しておくと安心です。

紙にする場合は、A4一枚におさめることを目安にします。曲数が多い場合でも、曲名と重要メモを優先し、長い説明は別紙に分けたほうが見やすくなります。譜面台に置くのか、床に貼るのか、アンプの上に置くのかによっても見え方が変わるため、リハーサルで実際に確認しておくとよいです。

印刷するときは、文字サイズを小さくしすぎないことも大切です。曲名、カポ、チューニング、MC位置など、本番中に見る情報は太字や記号で目立たせると確認しやすくなります。ただし、色を使いすぎると白黒印刷で分かりにくくなるため、丸印、括弧、短いメモなどで整理すると安定します。

失敗しやすい注意点

セットリストテンプレートで失敗しやすいのは、曲名や時間の入力ミスよりも、実際の本番の動きを想像できていないことです。曲の合計時間だけ見て安心していたら、MCや楽器持ち替えで押してしまうことがあります。スタッフに渡した表には音源ありと書いていなかったため、リハーサルで接続確認ができないこともあります。テンプレートは、曲を並べる表ではなく、本番の動きを事前に確認するための道具として使いましょう。

また、セットリストは作った時点で完成ではありません。リハーサルで通してみると、曲間が思ったより長い、ボーカルの負担が大きい、チューニング変更が多い、MCの位置が不自然など、修正点が見えてきます。テンプレートに書いた内容と実際の進行がずれているなら、早めに直して最終版を共有することが大切です。

時間を詰め込みすぎない

最も多い失敗は、持ち時間に対して曲を詰め込みすぎることです。練習では曲だけを連続で演奏できても、本番では拍手、移動、挨拶、チューニング、MC、トラブル対応が入ります。予定時間ぴったりで組んでいると、少しの遅れで最後の曲を短くしたり、MCを削ったりすることになり、落ち着いたライブにしにくくなります。

テンプレートには、曲の長さだけでなく「曲間」や「MC」の時間も入れておくと現実に近づきます。例えば、5曲構成なら曲間を合計2〜3分、MCを合計3〜5分ほど見込むと、かなり安全になります。もちろんイベントによって違いますが、時間に余裕を持たせるほど、本番中に焦りにくくなります。

押しそうな場合は、曲を減らす、MCを短くする、曲間の持ち替えをまとめる、カポやチューニング変更の少ない順番にするなどの調整ができます。テンプレート上で時間を見える化しておけば、感覚ではなく数字で判断できます。聴き手にとっても、詰め込みすぎたライブより、流れに余裕があるライブのほうが聞きやすくなります。

表記ゆれを残さない

セットリストでは、曲名やメモの表記ゆれにも注意が必要です。メンバー内だけなら略称で通じても、スタッフや共演者には分からないことがあります。例えば「新曲」「バラード」「最後の曲」といった書き方では、どの曲を指しているのか曖昧です。正式な曲名、または全員が分かる略称に統一しておくと、リハーサルや本番での確認がスムーズになります。

カバー曲の場合は、同じ曲名でもアーティスト違いやアレンジ違いがあることがあります。提出用には「曲名」と「アーティスト名」を分けて書くと、PAや照明が雰囲気をつかみやすくなります。オリジナル曲でも、仮タイトルのまま進めている場合は、最終版の曲名と混ざらないように注意しましょう。

メモ欄も、書いた本人だけが分かる表現は避けたほうが安心です。「いつもの感じ」「後で入る」「軽く」などは、人によって受け取り方が変わります。「2サビ後にMC」「ドラム4カウントで開始」「ギター持ち替え30秒」など、行動が分かる言葉に変えると、セットリストの実用性が上がります。

最終版の共有を忘れない

セットリストは、最後に共有したものが本番の基準になります。途中で曲順を変えたのに、メンバーの一部やスタッフに古い版が残っていると、リハーサルで混乱しやすくなります。特にイベント前日は細かい変更が入りやすいため、「これが最終版です」と分かる形で送ることが大切です。

共有するときは、ファイル名や資料の上部に日付を入れると便利です。「setlist-final」だけでは、さらに修正版が出たときに分かりにくくなります。「5月10日ライブ提出用」「本番用最終版」など、用途が分かる名前にしておくと、古い資料を見てしまうミスを減らせます。

また、口頭だけで変更を伝えるのは避けたほうがよいです。本番直前は全員が忙しく、聞いたつもりでも忘れてしまうことがあります。変更があった場合は、テンプレートを更新し、メンバー用の連絡グループやスタッフへの提出資料も同じ内容にそろえましょう。最終版を一つに決めることが、セットリスト管理ではとても重要です。

まずは一枚作って直す

セットリストテンプレートは、最初から完璧に作る必要はありません。まずは、曲順、曲名、予定時間、MC、メモの5項目で一枚作り、実際に通し練習をしてから直すのが現実的です。作る前に長く悩むより、仮の形を作って時間を測るほうが、自分たちに必要な項目が分かりやすくなります。

次にやることは、持ち時間に対して曲の合計が長すぎないか、曲間の準備が多すぎないか、1曲目と最後の曲が無理なく演奏できるかを確認することです。バンドならメンバー全員で見て、弾き語りなら実際に立って演奏しながら、MCやカポの付け替えまで含めて時間を測るとよいです。ここで出たズレをテンプレートに反映すれば、本番で使える資料に近づきます。

スタッフやライブハウスに渡す場合は、自分たち用の細かい演奏メモを整理し、音源、MC、照明、転換など外部に必要な情報を分かりやすく残しましょう。最終版は日付を入れて共有し、古い版と混ざらないようにします。セットリストは曲順表であると同時に、本番を落ち着いて進めるための準備表です。まず一枚作り、通して確認し、必要な項目だけを残していくことが、失敗しにくい作り方です。

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この記事を書いた人

バンドや音楽活動が、日常を少し楽しくしてくれる存在だと思っています。
ジャンルや楽器、活動の仕方を眺めているだけでも、世界が広がる感じが好きです。
このブログでは、音楽を始めたい人向けに、選び方や考え方を分かりやすくまとめています。ステージに立つ日も、部屋で音を鳴らす時間も、どちらも楽しい未来になりそうですね。

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