初心者が揃えるべきアコギの必要なもの6点と持ち物チェック

アコースティックギターを始めるとき、「何から揃えればいいのか分からない」と迷う方は多いものです。ギター本体以外にも、快適に弾くための道具やメンテナンス用品など、最初に準備しておくと安心なアイテムがいくつかあります。ここでは、初心者が最短でスタートを切るために必要なものから、長く楽しむための便利グッズまでを厳選してご紹介します。

目次

アコギに必要なものを最短で揃える初めの6点

ギター本体

まずは主役となるギター本体です。初心者の方には、抱えやすさと音のバランスが良い「フォークタイプ」や「ドレッドノートタイプ」が一般的です。最初の一本は、品質が安定している有名メーカーのエントリーモデルを選ぶと、挫折しにくく上達も早まります。予算は3万円〜5万円程度から探すと、長く使える良い楽器に出会えます。

おすすめのアコースティックギター

メーカー商品名特徴公式サイト
YAMAHAFG830音の響きが豊かで、初心者でも扱いやすい定番モデル。YAMAHA
EpiphoneSongmaker DR-100手頃な価格ながら、ギブソン直系ブランドの本格的なルックス。Epiphone
TaylorAcademy 12e弾きやすさを追求した設計で、少し予算を出せる方におすすめ。Taylor Guitars

クリップチューナー

ギターの弦は温度や湿度の変化ですぐに音がずれてしまうため、練習のたびに「チューニング(調律)」が必要です。クリップチューナーはギターのヘッドに挟むだけで、弦の振動を感知して音程を表示してくれる便利なアイテムです。シールドを繋ぐ必要がなく、騒がしい場所でも正確に合わせられるため、アコギ弾きの必須アイテムといえます。

おすすめのクリップチューナー

メーカー商品名特徴公式サイト
tc electronicUniTune Clipプロも愛用する反応速度と精度の高さが魅力。tc electronic
KORGPitchclip 2+リーズナブルで軽量、画面も見やすく初心者におすすめ。KORG

ピック

弦を弾くためのピックは、形や厚さによって音色や弾き心地が大きく変わります。初心者のうちは、コードストロークがしやすい「おにぎり型(トライアングル)」や、万能な「ティアドロップ型」で、厚さは「ミディアム(0.7〜0.8mm程度)」から試してみるのが良いでしょう。消耗品なので、色々な種類を数枚ずつ買って自分に合うものを探すのも楽しみの一つです。

代表的なピックの種類

形状特徴おすすめの用途
トライアングル3つの角が使えて経済的。持ちやすく安定する。コード弾き、初心者
ティアドロップ先端がシャープで、細かいフレーズも弾きやすい。ソロギター、リード
サムピック親指にはめて使うタイプ。低音弦を弾くのに便利。指弾き、アルペジオ

交換弦

ギターの弦は金属製のため、弾いているうちに錆びたり、金属疲労で切れたりします。練習中に突然切れてしまってもすぐに張り替えられるよう、予備の弦は必ず1セット以上持っておきましょう。アコギの弦には太さ(ゲージ)があり、最初は指が痛くなりにくい「ライトゲージ」や「エクストラライトゲージ」を選ぶのが一般的です。

おすすめの交換弦

メーカー商品名特徴公式サイト
ElixirNANOWEB Lightコーティング弦の定番。錆びにくく長寿命でコスパが高い。Elixir Strings
D’AddarioEJ16世界的なスタンダード。明るく自然な音色が特徴。D’Addario

ハードケース

ギターを持ち運んだり保管したりするためのケースには、ソフトケースとハードケースがあります。ハードケースは木製や樹脂製で頑丈なため、外部の衝撃や湿度変化から楽器を強力に守ってくれます。自宅での保管用としても優秀で、不意に倒してしまった時の破損リスクを大幅に減らせます。高価なギターを購入した場合は、ハードケースでの保管を強くおすすめします。

ストラップ

立って演奏するためにギターを肩から下げるベルトのことです。座って弾く場合でも、ストラップをつけるとギターの位置が安定し、正しい姿勢を保ちやすくなります。素材はナイロン、コットン、革など様々ですが、最初は長さ調節がしやすく、肩への負担が少ない幅広のものを選ぶと良いでしょう。デザインも豊富なので、好みの柄で個性を出すこともできます。

おすすめのストラップ

メーカー商品名特徴公式サイト
Ernie BallPolypro Strap安価で丈夫、カラーバリエーションが豊富な大定番。Ernie Ball
FenderMonogrammed Strapフェンダーのロゴ刺繍が入ったお洒落で人気のあるモデル。Fender

練習が続くアコギの持ち物ガイド

カポタスト

「カポ」と呼ばれるこの道具は、ギターのネックに取り付けて全体の音程を上げるために使います。これを使うと、難しいコード(バレーコードなど)を簡単な指使いに置き換えることができたり、自分の歌いやすいキー(音の高さ)に瞬時に変更できたりします。弾き語りをするなら絶対に欠かせないアイテムですので、早めに手に入れておきましょう。

おすすめのカポタスト

メーカー商品名特徴公式サイト
G7thPerformance 3片手で簡単に着脱でき、チューニングのズレも少ない高級カポ。G7th
SHUBBC-1ネジで締め付け具合を微調整できる、プロ愛用のド定番。SHUBB

メトロノーム

リズム感を養うためには、一定のテンポに合わせて練習することが不可欠です。メトロノームを使わずに練習していると、自分では気づかないうちにテンポが速くなったり遅くなったりする癖がついてしまいます。専用の機械を買わなくても、最近は無料のスマホアプリでも高機能なものがたくさんありますので、毎日の練習に必ず取り入れましょう。

譜面台

楽譜を机や床に置いて練習していると、どうしても猫背になり、フォームが崩れる原因になります。譜面台を使って目線の高さに楽譜を置くことで、正しい姿勢をキープでき、長時間弾いても疲れにくくなります。折りたたみ式の軽量なものなら場所も取らず、千円台から購入できるため、持っておいて損はないアイテムです。

教則本

YouTubeなどの動画講座も便利ですが、体系的に基礎を学ぶには一冊しっかりとした教則本を手元に置いておくのが安心です。困ったときに辞書のように見返すことができ、コード一覧表などが付いているものも便利です。自分のレベルに合った、写真や図解が多くて分かりやすいものを本屋さんで実際に手に取って選ぶことをおすすめします。

スマホアプリ

現代のギター練習において、スマホは最強のパートナーです。チューナー、メトロノーム、コード検索、耳コピ用の再生速度変更アプリなど、練習を効率化するツールが無料で手に入ります。また、自分の演奏を録音して客観的に聴き直すことも、上達への近道です。便利な機能は積極的に活用して、楽しく練習を続けましょう。

アコギの音と状態を守るケア用品

クロス

練習の後にギターを拭くための布です。手についた汗や皮脂をそのままにしておくと、弦が錆びたり、ボディの塗装が劣化したりします。タオルやティッシュではなく、楽器専用の「マイクロファイバークロス」を使いましょう。繊維が細かく、傷をつけずに汚れをしっかり絡め取ってくれます。弦用とボディ用で2枚持っておくとさらに衛生的です。

ポリッシュ

ボディの汚れがひどい時や、艶を出したい時に使うクリーナーです。ただし、ギターの塗装の種類(ラッカー塗装など)によっては、成分が合わずに塗装を溶かしてしまうことがあるため注意が必要です。初心者の場合は、どんな塗装にも使える「ノンシリコン・ノンワックス」のタイプや、天然素材を使用したポリッシュを選ぶのが無難です。

おすすめのポリッシュ

メーカー商品名特徴公式サイト
Ken SmithPro Formula Polishビンテージ楽器にも使える安全性の高い、業界標準のポリッシュ。Ken Smith
Lizard SpitGuitar Polish汚れ落ちが良く、拭き上がりの艶が美しい人気商品。Lizard Spit

指板オイル

ギターの指板(弦を押さえる木の板の部分)は塗装されていないことが多く、乾燥すると割れてしまうことがあります。季節の変わり目や弦交換のタイミングで、専用のオレンジオイルやレモンオイルを少量塗って保湿してあげましょう。汚れを落とす効果もあるため、指板を綺麗に保ちつつ、適度な潤いを与えることができます。

おすすめの指板オイル

メーカー商品名特徴公式サイト
HOWARDOrange Oil天然のオレンジオイルを使用。保湿力と洗浄力に優れる。HOWARD
Freedom C.G.R.Lemon Oil国産メーカーの高品質オイル。ベタつきが少なく使いやすい。Freedom C.G.R.

ストリングワインダー

弦交換の際、ペグ(糸巻き)を何十回も回すのは大変な作業ですが、この道具を使えばハンドルを回すだけで素早く弦を巻いたり緩めたりできます。数百円で買えるシンプルなものから、電動のタイプまでありますが、手動のものでも一つあるだけで作業時間が大幅に短縮され、弦交換のストレスが激減します。

ニッパー

新しい弦に張り替えた後、余った弦を切り落とすために必要です。家庭用のハサミや爪切りでは弦が硬すぎて刃が欠けてしまうことがあるため、必ず金属切断用のニッパーを使いましょう。ストリングワインダーと一体型になっているタイプもあり、持ち物を減らしたい方にはそちらも便利です。

弦潤滑剤

「指板潤滑剤」とも呼ばれ、弦にスプレーすることで指の滑りを良くするアイテムです。スムーズなコードチェンジを助けてくれるだけでなく、弦をコーティングして錆を防ぐ効果もあります。練習前や練習後にサッとひと吹きしてクロスで拭き上げるだけで、弦の持ちが良くなり、弾き心地も快適になります。

外出やライブで役立つアコギの携行品

ギグバッグ

ソフトケースよりもクッション性が高く、背負いやすいリュックタイプのケースを「ギグバッグ」と呼びます。スタジオやライブハウスへギターを持ち運ぶ際、満員電車や自転車での移動でも楽器をしっかり守ってくれます。収納ポケットが多いものを選べば、楽譜やシールド、カポなどをまとめて持ち運べるので非常に便利です。

ギタースタンド

外出先やライブの楽屋などで、ギターを安全に置いておくために必要です。壁に立てかけたり床に置いたりするのは転倒の危険性が高いため、絶対にやめましょう。持ち運びに便利な折りたたみ式のコンパクトなスタンドも多く販売されています。自分の楽器は自分で守るのが、ギタリストとしての基本マナーです。

小型アンプ

エレアコ(電気を通して音を出せるアコギ)の場合、自宅練習や小規模なライブ用に小型のアンプがあると楽しみが広がります。アンプを通すことで、リバーブ(残響)などのエフェクトをかけられ、より気持ちよく演奏できます。最近は電池駆動ができるモデルや、Bluetoothスピーカーとして使えるものもあり、野外での使用にも適しています。

ケーブル

エレアコをアンプやPA機器に繋ぐためのコードで、「シールド」とも呼ばれます。長さは自宅なら3メートル、ライブなら5メートル程度あると動きやすく便利です。安価すぎるものはノイズの原因になったり断線しやすかったりするため、信頼できるメーカーの耐久性のあるものを選ぶのが賢明です。

ピックケース

ピックは小さくて失くしやすいため、専用のケースに入れて管理しましょう。キーホルダー型でケースやバッグに付けられるものや、ギターのボディに両面テープで貼り付けるものなどがあります。ライブ中にピックを落としてしまった時でも、すぐに予備を取り出せるようにしておくと、慌てずに演奏を続けられます。

ストラップロック

演奏中にストラップがピンから外れて、ギターが落下してしまう事故を防ぐための留め具です。特に立って動いたり、アクションをしたりする場合には必須のアイテムです。ゴム製の簡易的なものから、金属製でガッチリ固定するものまでありますが、数百円のゴム製リングをつけるだけでも安心感が全く違います。

今すぐ確認できるアコギ持ち物チェック

最後に、ここまで紹介したアイテムを整理しましょう。まずは「初めの6点」を揃えてスタートし、必要に応じて少しずつ買い足していくのがおすすめです。

  • 【最優先】初めの6点
    • ギター本体
    • クリップチューナー
    • ピック(数種類)
    • 交換弦(予備)
    • ハードケース(またはしっかりしたケース)
    • ストラップ
  • 【練習効率UP】あると便利
    • カポタスト
    • メトロノーム(アプリ可)
    • 譜面台
    • 教則本
    • スマホアプリ
  • 【メンテナンス】楽器を守る
    • クロス
    • ポリッシュ
    • 指板オイル
    • ワインダー&ニッパー

これらのアイテムを準備して、快適で楽しいアコースティックギターライフを始めてください。道具への愛着が湧けば、自然とギターを触る時間も増え、上達への一番の近道となるはずです。

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この記事を書いた人

バンドや音楽活動が、日常を少し楽しくしてくれる存在だと思っています。
ジャンルや楽器、活動の仕方を眺めているだけでも、世界が広がる感じが好きです。
このブログでは、音楽を始めたい人向けに、選び方や考え方を分かりやすくまとめています。ステージに立つ日も、部屋で音を鳴らす時間も、どちらも楽しい未来になりそうですね。

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