ギターを始めたいと思っても、最初に何を買うべきか、どんな練習から入ればよいか、独学で大丈夫なのかで迷いやすいものです。いきなり難しい曲や高い機材から入ると、弾ける前に疲れてしまうこともあります。
大切なのは、最初から完璧を目指すことではなく、音を出す準備を整え、短い練習を続けられる形にすることです。この記事では、ギター初心者が最初に始めること、必要な道具、練習の順番、失敗しやすいポイントを整理し、自分に合う始め方を判断できるようにまとめます。
ギター初心者は何から始めるべきか
ギター初心者が最初にやることは、難しい楽譜を読むことでも、高級なギターを買うことでもありません。まずは「弾ける状態のギター」と「チューニングできる環境」を用意し、1曲の一部をゆっくり鳴らすことから始めるのが現実的です。最初の目標は、上手に演奏することではなく、ギターを手に取る習慣を作ることです。
特に初心者は、コード、ストローク、指の痛み、チューニング、楽譜の読み方などを同時に覚えようとして混乱しやすくなります。最初から全部を理解しようとすると、何を練習しているのか分からなくなり、数日で手が止まってしまうことがあります。まずはチューナーで音を合わせ、ギターの構え方を確認し、C、G、Em、Dなどの基本コードを1つずつ押さえる流れで十分です。
始める順番は、ギター本体を用意する、チューナーで音を合わせる、正しい持ち方を覚える、簡単なコードを押さえる、ゆっくりリズムに合わせて鳴らす、という流れがおすすめです。曲を1曲丸ごと弾くのは、その後でも遅くありません。最初の数日は、きれいに鳴らない音があっても問題なく、毎日5分から10分でも触れることのほうが大切です。
| 最初にやること | 具体的な内容 | 焦らなくてよいこと |
|---|---|---|
| ギターを弾ける状態にする | チューナーで6弦から1弦まで音を合わせる | 耳だけで正確に合わせること |
| 構え方を確認する | 座ってギターを安定させ、左手に力を入れすぎない | プロのようなフォームにすぐ整えること |
| 基本コードを押さえる | C、G、Em、D、Amなどを1つずつ練習する | すべてのコードを暗記すること |
| 短い曲に触れる | サビだけ、ワンフレーズだけをゆっくり弾く | 1曲を最初から最後まで弾き切ること |
最初に大事なのは、練習量よりも迷う時間を減らすことです。ギターを買ったあとに、教材、動画、アプリ、コード表をいくつも見比べていると、それだけで疲れてしまいます。まずは1つの練習方法に絞り、1週間ほど同じ内容を続けてみると、自分がどこでつまずくのかが見えてきます。
始める前に決めたいこと
アコギかエレキかを選ぶ
ギター初心者が最初に迷いやすいのが、アコースティックギターにするか、エレキギターにするかです。弾きたい音楽が弾き語り、フォーク、シンガーソングライター系ならアコギが入りやすく、ロック、ポップス、バンド曲、アニメソング、リードギターに興味があるならエレキが向いています。どちらが初心者に絶対向いているというより、弾きたい曲に近いほうを選んだほうが続きやすいです。
アコギは本体だけで音が出るため、アンプを用意しなくても練習できます。歌いながらコードを弾きたい人には分かりやすく、部屋でさっと弾ける手軽さがあります。ただし、弦がやや硬く感じやすく、最初は指先が痛くなったり、Fコードのようなバレーコードで苦戦したりすることがあります。
エレキはアンプやシールドが必要ですが、弦を押さえる力は比較的少なくて済みます。音量もアンプやヘッドホンで調整しやすいため、集合住宅でも練習しやすい場合があります。一方で、ギター本体以外の道具が増えるため、最初の準備が少し複雑に感じられるかもしれません。
| 種類 | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|
| アコースティックギター | 弾き語り、コード伴奏、歌と一緒に楽しみたい人 | 弦が硬く感じやすく、指先が痛くなりやすい |
| エレキギター | バンド曲、ロック、リードフレーズ、音作りに興味がある人 | アンプ、シールド、ヘッドホンなど周辺機材も必要になる |
| ミニギター | 手が小さい人、持ち運びたい人、部屋で気軽に触りたい人 | 通常サイズと弾き心地が違うため、将来買い替えを考える場合もある |
迷ったときは、好きなアーティストが使っているギターを基準にすると決めやすくなります。好きな曲に近い音が出ると、多少うまく弾けなくても練習が楽しくなります。反対に、初心者向けという理由だけで興味の薄いギターを選ぶと、練習する理由が弱くなりやすいので注意しましょう。
予算と練習場所を考える
ギターを始めるときは、本体価格だけでなく、周辺道具まで含めて予算を考える必要があります。アコギならチューナー、ピック、カポタスト、替え弦、スタンドがあると便利です。エレキなら、そこに加えてアンプ、シールド、ヘッドホン、場合によってはエフェクターやマルチエフェクターも候補になります。
初心者の場合、最初から高級機を買う必要はありませんが、極端に安すぎるギターには注意が必要です。弦高が高すぎる、チューニングが安定しない、フレットの処理が粗いといった状態だと、本人の練習不足ではなく楽器の状態が原因で弾きにくくなります。中古ギターを選ぶ場合は、ネックの反り、弦高、ペグの動き、音詰まりを確認できる人と一緒に見ると安心です。
練習場所も最初に考えておきたいポイントです。戸建てで日中に音を出せるならアコギでも練習しやすいですが、夜しか練習できない場合や集合住宅では、エレキをヘッドホンにつないで練習するほうが続けやすいことがあります。アコギでもサイレントピックや弱めのストロークで音量を抑えられますが、完全に無音にはできません。
予算を抑えたい場合は、初心者セットを選ぶのも一つの方法です。ただし、セットの中身をよく見て、チューナー、ケース、スタンド、ピックなど本当に使うものが入っているか確認しましょう。不要な小物が多いセットより、弾きやすい本体と最低限の道具に予算を回したほうが、結果的に満足しやすいです。
最初にそろえる道具
必要最低限の道具
ギター初心者が最初にそろえるべき道具は、それほど多くありません。最優先はギター本体、チューナー、ピック、ケース、替え弦です。加えて、ギターを床に立てかけて倒さないためにスタンドがあると、練習を始めるまでの手間が減ります。
チューナーは、クリップ式チューナーかスマホアプリから始める人が多いです。クリップ式はギターのヘッドに挟んで振動を拾うため、周囲の音に左右されにくく、初心者でも使いやすいです。スマホアプリは手軽ですが、周囲の雑音を拾うことがあるため、静かな部屋で使うほうが向いています。
ピックは形や硬さによって弾き心地が変わります。最初はミディアム程度の硬さを選ぶと、ストロークと単音弾きの両方に使いやすいです。薄すぎるピックは弦に負けて音が軽くなりやすく、硬すぎるピックは手首に力が入りやすいため、数枚試して自分に合うものを探すとよいでしょう。
アコギの場合はカポタストも早めに用意すると便利です。カポタストを使うと、難しいコードを簡単な押さえ方に置き換えられる曲が増えます。エレキの場合は、アンプとシールドがないと本来の音が分かりにくいため、小型アンプやヘッドホンアンプを用意すると練習しやすくなります。
後からでよい道具
最初からすべての道具をそろえようとすると、何が必要なのか分からないまま出費が増えてしまいます。エフェクター、録音機材、高価なストラップ、譜面台、メトロノーム専用機などは、練習を始めてから必要性を感じた段階で十分です。特にエフェクターは、音作りが楽しい反面、初心者のうちは演奏より設定に時間を使いすぎることがあります。
メトロノームはリズム練習に大切ですが、最初はスマホアプリでも代用できます。コードチェンジがある程度できるようになってから、テンポを落として一定のリズムで練習すると効果を感じやすくなります。最初の段階でメトロノームに合わせようとして焦ると、左手も右手も固まりやすいため、まずはゆっくり音を出すところから始めましょう。
楽譜や教則本も、1冊に絞るのがおすすめです。初心者向けの本を何冊も買うと、書いてある順番や表現が違い、かえって迷うことがあります。動画教材を使う場合も、毎回違うチャンネルを見るより、説明が分かりやすい人を1人決めて、同じ流れで練習したほうが上達を感じやすいです。
ストラップは立って弾くなら必要ですが、最初は座って練習する人が多いため、急いで高いものを買わなくても問題ありません。ただし、エレキギターで将来バンド演奏をしたい人は、早めにストラップを使って立ち姿勢にも慣れておくと、座って弾けるのに立つと弾けないという違和感を減らせます。
練習はこの順番で進める
チューニングと構え方
ギター練習の最初に毎回やるべきことはチューニングです。音が合っていない状態でコードを押さえると、正しく押さえていても変な音に聞こえます。その結果、自分の押さえ方が悪いのか、ギターの音がずれているのか判断できなくなってしまいます。
標準チューニングでは、太い6弦から順にE、A、D、G、B、Eに合わせます。初心者のうちは、アルファベットの音名に慣れていなくても大丈夫です。チューナーの表示を見ながら、針や表示が中央に近づくようにペグを少しずつ回し、音を上げすぎないように調整しましょう。
構え方では、ギターが体から離れすぎないことが大切です。アコギはボディが大きいため、右腕で軽く支えながら、左手だけでネックを持ち上げないようにします。エレキはボディが薄く滑りやすいことがあるため、座るときもストラップを使うと安定する場合があります。
左手は、親指をネックの裏に添え、指先で弦を押さえる意識を持ちます。手のひら全体でネックを握り込みすぎると、指が寝てしまい、隣の弦に触れて音が詰まりやすくなります。最初は手首や肩に力が入りやすいので、数分ごとに力を抜き、痛みが強いときは無理に続けないことも大切です。
コードとストローク
構え方に慣れたら、基本コードを少しずつ覚えていきます。最初に取り組みやすいのは、Em、Am、C、G、Dなどのコードです。すべてを一度に覚える必要はなく、まずは2つのコードを行き来する練習から始めると、指の動きが分かりやすくなります。
コードを押さえたら、すぐにジャカジャカ弾くのではなく、弦を1本ずつ鳴らして音が出ているか確認します。音が鳴らない場合は、指がフレットから離れすぎている、指の腹が隣の弦に触れている、押さえる力が弱い、逆に力みすぎているなどの原因が考えられます。きれいな音だけを目指すより、どの弦が鳴っていないかを確認する習慣をつけると上達しやすいです。
右手のストロークは、最初は下向きに弾くだけで十分です。手首を固めて腕全体で振ると音が強くなりすぎるため、手首を軽く使いながら、弦をなでるように弾くと安定します。ピックを深く当てすぎると弦に引っかかるので、先端が少し当たる程度を意識しましょう。
コードチェンジでは、1回ごとに止まっても問題ありません。最初はCからG、EmからDのように、2つのコードだけをゆっくり入れ替える練習が効果的です。慣れてきたら、4拍ごとにコードを変える、テンポを少し上げる、簡単な曲のコード進行に合わせるという順番で進めると、無理なく曲に近づけます。
1曲の一部を弾く
初心者が挫折しにくい練習方法は、1曲を最初から最後まで弾こうとするのではなく、好きな曲の一部だけを弾くことです。サビのコード進行、イントロの短いフレーズ、Aメロの2小節だけでも十分です。自分が知っている曲の一部が鳴ると、単なる指の運動ではなく音楽を弾いている感覚が出てきます。
曲を選ぶときは、コード数が少ないものから始めるとよいです。C、G、Am、Fのような進行は多くの曲で使われますが、Fコードが難しい場合は、Fmaj7や簡単な押さえ方に置き換える方法もあります。最初から原曲通りに弾く必要はなく、初心者用の簡単コードを使って、曲の雰囲気をつかむことを優先しましょう。
テンポも原曲に合わせなくて大丈夫です。速い曲をそのまま弾こうとすると、左手が追いつかず、右手のリズムも崩れやすくなります。最初は原曲の半分くらいの速さで、コードが変わる場所を確認しながら弾くほうが安定します。
1曲の一部を弾けるようになったら、録音して聞き返すのも効果があります。スマホの録音で十分なので、リズムが速くなっていないか、コードチェンジで止まっていないか、音が極端に小さい弦がないか確認します。自分の演奏を聞くのは少し恥ずかしいかもしれませんが、何を直せばよいかが分かりやすくなります。
独学と教室の考え方
独学で始める場合
ギターは独学でも始められる楽器です。現在は動画、コード譜、チューナーアプリ、練習アプリなどが多く、最初のコード練習や簡単な曲の練習までは自分で進めやすくなっています。費用を抑えたい人、自分のペースで練習したい人、決まった時間に教室へ通うのが難しい人には独学が向いています。
ただし、独学では自分のフォームの悪い癖に気づきにくい点があります。左手に力が入りすぎている、親指の位置が不自然、ピックの持ち方が固い、リズムが毎回ずれるといった問題は、自分では普通だと思ってしまうことがあります。動画を見ているだけでは、自分の手元との違いに気づきにくいため、スマホで手元を撮って見比べると改善しやすいです。
独学で進めるなら、練習内容を絞ることが大切です。毎日違う動画を見るより、1週間はチューニング、基本コード、コードチェンジ、簡単なストロークだけに集中しましょう。練習の記録として、できたコード、苦手なコード、弾いた曲の一部をメモしておくと、少しずつ進んでいることが分かります。
つまずいたときは、すぐに自分には向いていないと判断しないほうがよいです。指先が痛い、コードが鳴らない、Fが押さえられない、リズムがずれるという悩みは、多くの初心者が通る段階です。数週間続けても同じところで止まる場合は、単発レッスンや経験者への相談を使うと、短時間で原因が分かることがあります。
教室やレッスンを使う場合
ギター教室やオンラインレッスンは、最初のフォームを早く整えたい人に向いています。特に、手が痛くなりやすい人、何から練習すればよいか毎回迷う人、独学だと続かない人は、先生に見てもらうことで遠回りを減らせます。毎週通うのが難しい場合でも、最初の1回から数回だけ受ける方法があります。
レッスンの良いところは、自分の状態に合わせて練習内容を変えてもらえることです。同じCコードが鳴らない場合でも、指の角度が原因の人、爪が長い人、ギターの弦高が高い人、力みすぎている人では対処が違います。先生が見れば、楽器側の問題か、フォームの問題かを切り分けやすくなります。
一方で、教室に通えば自動的に上達するわけではありません。レッスンの時間だけ弾いて、自宅でまったく触らないと、指の感覚が定着しにくくなります。週1回のレッスンでも、家で5分から10分の復習を入れるだけで、次のレッスンの理解度が変わります。
教室を選ぶときは、料金だけでなく、初心者への説明が分かりやすいか、弾きたいジャンルに対応しているか、質問しやすい雰囲気かを確認しましょう。ロックを弾きたいのにクラシック中心の教室を選ぶと、練習内容に違和感が出ることがあります。体験レッスンでは、好きな曲や目標を伝えたうえで、どんな順番で進めるのか聞いてみると判断しやすいです。
初心者がつまずくポイント
最初から難しい曲を選ぶ
ギターを始めたばかりの人がよくつまずくのは、好きな曲をそのまま原曲通りに弾こうとすることです。もちろん好きな曲を目標にするのは大切ですが、テンポが速い曲、コードチェンジが多い曲、バレーコードが多い曲、カッティングやアルペジオが細かい曲は、最初の練習としては負担が大きくなります。
難しい曲に挑戦して音が出ないと、自分には才能がないと感じやすくなります。しかし実際には、曲の難易度と今の段階が合っていないだけの場合が多いです。初心者のうちは、原曲の雰囲気を保ちながら簡単コードに置き換えた譜面や、テンポを落とした練習用動画を使うほうが続けやすくなります。
特にFコード、Bコード、Bmコードなどのバレーコードは、多くの初心者が苦戦します。これらを避け続ける必要はありませんが、始めて数日で完璧に押さえようとすると、指や手首に余計な力が入ります。最初はFmaj7などの簡単な形で曲を進め、慣れてから正式なフォームに近づける考え方でも問題ありません。
曲選びでは、コードが3つから4つ程度で構成されている曲、テンポがゆっくりの曲、ストロークが単純な曲を選ぶと練習しやすいです。サビだけ、Aメロだけ、イントロだけに分けて取り組むと、達成感も得やすくなります。好きな曲をあきらめるのではなく、今できる形に小さくして始めることが大切です。
道具のせいに気づけない
初心者は、音が鳴らない原因をすべて自分の技術不足だと思いがちです。しかし、ギター本体の状態が悪いと、どれだけ練習しても押さえにくいことがあります。弦高が高すぎる、ネックが反っている、古い弦で音がこもる、ペグが緩くチューニングが安定しないなどは、初心者のやる気を削りやすい原因です。
特に弦高は重要です。弦とフレットの距離が高すぎると、コードを押さえるために強い力が必要になり、指先が痛くなりやすくなります。初心者向けの安価なギターでも、調整すれば弾きやすくなる場合があるため、楽器店で弦高調整やネック調整を相談する価値があります。
弦も定期的に交換が必要です。長く張りっぱなしの弦は、サビや汚れで指ざわりが悪くなり、チューニングも安定しにくくなります。新品のギターでも、店頭展示期間が長い場合は弦が古くなっていることがあります。指が引っかかる、音がこもる、黒ずみがあると感じたら、初心者でも替え弦を検討しましょう。
道具の状態を見分けるのが難しい場合は、楽器店に持ち込むのが安心です。購入店でなくても、調整や弦交換を受け付けてくれる店はあります。自分の練習不足だけを疑う前に、ギターが弾きやすい状態になっているか確認すると、上達の妨げを減らせます。
練習時間を長くしすぎる
やる気がある人ほど、最初から1時間、2時間と長く練習しようとすることがあります。しかし、初心者の指先や手首はまだギターに慣れていないため、長時間続けると痛みや疲れが出やすくなります。特にアコギのスチール弦は指先への負担が大きく、無理をすると翌日ギターを触るのが嫌になることがあります。
最初は1日10分から20分でも十分です。チューニング、コード2つ、ストローク、短い曲の一部という流れを短く繰り返すほうが、長時間だらだら弾くより身につきやすいです。疲れてきた状態で無理に続けると、力んだフォームが癖になり、音も安定しにくくなります。
練習を続けるコツは、ギターをすぐ手に取れる場所に置くことです。ケースにしまい込むと、出すだけで面倒になりやすいため、スタンドに立てておくと練習のハードルが下がります。ただし、直射日光が当たる場所、湿気が多い場所、エアコンの風が直接当たる場所は避けましょう。
痛みがあるときは、休むことも練習の一部です。指先が少し痛い程度なら短時間の練習で慣れていくこともありますが、手首や肘に強い痛みがある場合はフォームを見直す必要があります。無理に根性で続けるより、休みながら正しい力加減を覚えるほうが長く続けられます。
今日から始める進め方
ギター初心者が今日から始めるなら、まずギターを弾ける状態に整え、チューニングを覚え、基本コードを2つだけ選んで練習するところからで十分です。アコギかエレキかで迷っている人は、好きな曲や練習場所を基準に選びましょう。弾き語りをしたいならアコギ、バンド曲やロックを弾きたいならエレキという考え方にすると、最初の判断がしやすくなります。
道具は、最初から多くそろえる必要はありません。ギター本体、チューナー、ピック、ケース、替え弦を基本にして、アコギならカポタスト、エレキならアンプとシールドを追加する形で考えると無駄が出にくいです。エフェクターや録音機材は、音作りや演奏に慣れてからでも遅くありません。
練習は、チューニング、構え方、基本コード、ストローク、短い曲の一部という順番で進めると分かりやすいです。最初から1曲を完璧に弾く必要はなく、サビだけ、コード2つだけ、ゆっくりしたテンポだけでも十分な前進です。きれいに鳴らない音があっても、どの弦が鳴らないかを確認しながら少しずつ直していけば、練習の意味が見えやすくなります。
独学で始める場合は、教材を増やしすぎず、1週間は同じ練習を続けてみましょう。途中でフォームや道具の状態に不安が出たら、楽器店や単発レッスンを使うと、原因を早く見つけられます。大切なのは、最初から上手な人と比べることではなく、昨日より少し楽に音が出る状態を作ることです。
まずは今日、ギターを手に取り、チューニングをして、EmとGなど押さえやすいコードを2つ鳴らしてみてください。5分でも音を出せれば、ギターはもう始まっています。次の日に同じコードをもう一度弾き、少し慣れたら好きな曲の一部に進む流れで、無理なく続けていきましょう。
